フォッシオーではクラシック音楽、特に室内楽の普及を目指して、感受性の強い幼少期に本物の音楽を肌で感じる機会を提供しようと学校公演を行っています。

2013年度は初の試みとしまして、フランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団で首席ソロチューバ奏者を務めている水中豊太郎(みずなか あつたろう)氏をお迎えして公演を行いました。

2013年6月14日(金) 西の谷小学校

水中さんとのコンサート、最終日は千葉市文化振興財団さんのご紹介により千葉市内の小学校で2ステージ。低学年の部と高学年の部に分けて体育館で演奏しました。

 

低学年の部では、初めてみる楽器、初めて聴く曲に興味津々。

「こんな曲聴いたことあるかな?」「ゾウさんのダンスだよ~」などと水中さんが語りかけながら演奏。語りかけにザワついたけれど、演奏者二人が曲を始める直前の一瞬の静寂、緊張感を敏感に感じ取り、そのピンと張りつめた瞬間を子供たちが見事に共有してくれました。ルーマニアンダンスでは何もお願いしたわけではないのに自然発生的に手拍子が起き、こちらのテンポアップにピタリと寄り添う柔軟さ。こちらが感動してしまいました。

 

高学年の部では知恵がついてきているからか、ちょっぴり反応がクール。でも、質問コーナーでは「どうしてチューバやピアノという楽器を選んだのですか?」など、低学年の「虫の中では何が一番好きですか?」とは雲泥の差の突っ込んだ深い質問があり、数年間での成長のスピードに驚かされたりしました。

 

どちらの公演でもピアノを弾いていた私がトライアングルを演奏したことにとても興味を持ってくれたみたいで、、、先生が撮影してださった公演中の写真もなぜか私は2枚ともトライアングル演奏してます(笑)

 

そして、終演後、1回目の公演を聴いてくれた3年生のクラスの先生が私たちが給食を頂いている間に、子供たちが書いてくれた感想文をかわいらしい表紙をつけて届けて下さいました。「チューバの重さが10キロ以上あるのに驚きました。」と情報を正確に記憶していることにびっくりさせられたり、「ピアノのさばきがとても立派でした。」(ちょっぴり上から目線・・・)と一生懸命褒めようとしてくれている感想文に心がほっこりしたり、他にもいろいろ考えさせられる内容の感想文もあり、私たちの宝物となりました。

 

お世話になりました千葉市文化振興財団さん、校長先生、音楽担当の先生、その他大勢の皆さまに感謝申し上げます。

子供たちの心にこの日の演奏が少しでも何かを残せていたら。。。嬉しいです。

 

 

~当日のプログラム~

サン=サーンス 「動物の謝肉祭」より ゾウ

アレック=ワイルダー 第1組曲「象のエフィー」より

                  エフィー、ダンスのレッスン

                  エフィー、カーニバルへ参加する

           エフィ-の子守唄

 

トーマス=スティーブンス 古典形式のバリエーション

         (バッハ「フランス組曲」の主題による) ※高学年のみ

 

イオネル=ドミトル ルーマニアン・ダンス 第2番 

ヘンリー=マンシーニ ピンクパンサーのテーマ

ホルスト 惑星より ジュピター 

 

子供たちとの共演  ドレミの歌

 

 

2013年6月11日(火)神田外語大学 ミレニアムホール

沼津での講演の翌日は神田外語大学にお招き頂き「Global Music & Talk」と題されたイベントでお話とコンサートを行いました。

当日は神田外語大学ミレニアムハウスの若い職員のみなさん、お手伝いの学生のみなさんがテキパキと準備をして下さる中、公演前にはミレニアムハウスが刊行している冊子のためのインタビューが行われました。写真はその時の模様です。
(本番中の写真は現在手元にないため、もうしばらくお待ちください。。。手に入りましたら掲載します♪)

 

フランスでオーケストラに所属して演奏活動をしている水中さんには、フランスと日本で生活することの違いについて、なぜフランスに残って仕事をしようと思ったのか、、、等の質問があり、私には、海外へ出てみて感じた日本とヨーロッパの違い、音楽で食べていく上での大変さについて、、、等の質問がありました。深い内容の質問も多々ありインタビューに答えながらいろいろ考えさせられました。

 

インタビュー後、手短にリハーサルを済ませ、公演開始。

宣伝期間が2週間足らずだったにも関わらず、当日は立ち見も出るほどの満員のお客様がいらして下さり、感激しました。公演準備をして下さったスタッフのみなさんに感謝です。

 

開演後は水中さんがフランスで撮影した仕事風景、建築物、景色、食文化などを紹介する写真をスライドショーで流しながらの楽しいお話にチューバとピアノのコンサートと盛りだくさんの内容で休憩なしの2時間があっという間に過ぎてしまいました。

 

もっと時間があれば会場にいらしたお客さんからの質問に応えたり、もう少し突っ込んだ音楽の話を二人でしたり。。などしてみたかったです。それは次回にぜひ!

 

             

~当日のプログラム~

サン=サーンス 「動物の謝肉祭」より 白鳥

トーマス=スティーブンス 古典形式のバリエーション

         (バッハ「フランス組曲」の主題による)

      

バッハ:ガボット(「フランス」組曲より)ピアノソロ

イオネル=ドミトル ルーマニアン・ダンス 第2番 

ドビュッシー: 亜麻色の髪の乙女 ピアノソロ

ヘンリー=マンシーニ ピンクパンサーのテーマ

サン=サーンス 動物の謝肉祭より 象

アレック=ワイルダー 第1組曲「象のエフィー」より

                  エフィー、ダンスのレッスン

                  エフィー、恋に落ちる

                  エフィー、カーニバルへ参加

 

ロジャー=ケラウェイ ウエストウッド・ソング

ホルスト 惑星より ジュピター 

 

 

2013年6月10日(月)沼津市立長井崎中学校公演

学校公演、第一弾としてフランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団首席ソロチューバ奏者として活躍中の水中 豊太郎(みずなか あつたろう)氏をお迎えして公演沼津市立長井崎中学校で公演を行いました。

 

当日は早朝に東京駅から新幹線で三島へ向かい、三島から音楽講師の岡山先生の車で45分、高台に建つ校舎までご案内頂きました。校舎は正面にミカン畑、その向こうに海、そして海の向こうにはそびえ立つ富士山が見えるという自然に囲まれた素晴らしいロケーションにありました。

午前中いっぱい会場となる体育館でリハーサルをしたのち、懐かしい給食を頂いて本番開始。 

 

生徒のみなさんは純粋でちょっぴり大人しい感じでしたが、初めてみるチューバという楽器、初めて聴く音楽を全身で感じ取ろうとキラキラした瞳で私たちの演奏やお話を聴いてくれました。

 

最後に子供たちの合唱と水中さんのチューバ、私のピアノで「花は咲く」を演奏したのですが、子供たちの純粋な歌声、一生懸命歌う姿にとても感動し、涙がこぼれそうになってしまいました。

 

子供たちの嬉しそうな笑顔がとても印象に残っています。

 

            ~当日のプログラム~

サン=サーンス 「動物の謝肉祭」より 白鳥

トーマス=スティーブンス 古典形式のバリエーション

         (バッハ「フランス組曲」の主題による)

      

バッハ:ガボット(「フランス」組曲より)ピアノソロ

イオネル=ドミトル ルーマニアン・ダンス 第2番 

ドビュッシー: 亜麻色の髪の乙女 ピアノソロ

ヘンリー=マンシーニ ピンクパンサーのテーマ

サン=サーンス 動物の謝肉祭より 象

アレック=ワイルダー 第1組曲「象のエフィー」より

                  エフィー、ダンスのレッスン

                  エフィー、恋に落ちる

                  エフィー、カーニバルへ参加

 

ロジャー=ケラウェイ ウエストウッド・ソング

ホルスト 惑星より ジュピター 

 

全員で合唱 「花は咲く」