“コミクストゥスジャパン”とは

左:平野 右:フランク・ルブロワ氏
左:平野 右:フランク・ルブロワ氏

 コミクストゥス(Commixtus「出会い」を意味するラテン語)は新しい作品の創造とその普及、芸術家たちの出会いの場となることを願って2008年にルブロワ氏によってフランスのシャラントに設立されました。

 

 2006年、プラハの国際室内楽フェスティバルで出会った私たちは2010年、フランスのアングレームという街で開催された国際室内楽フェスティバルで念願の共演を果たしました。その時の「フランスと日本」をテーマとしたコンサートは現地で大変好評を博し、お互いの国の作曲家による作品をもっと知りたい、その素晴らしさをフランスだけでなく、日本の皆様にもお伝えしたいという願いを込めてコミクストゥスジャパンを設立し、2011年に東京と千葉でファゴットとピアノによるデュオリサイタルを開催しました。

 

 コミクストゥスジャパンでは、フランス本部での室内楽作品の普及という目的に加えて、邦人作品の発掘、新作依頼などにより多くの方に邦人作品の素晴らしさをお伝えすることを目指しています。これまで2回のフランス公演でも積極的に邦人作品を取り上げて参りましたが、いずれも大変好評でした。

 

 今後も様々な室内楽作品、そして邦人作品の素晴らしさを多くの方に伝えることを目標とし、この音楽の輪が世界中に広がっていくことを願いひとつひとつの出会いを大切にしながら息の長い活動を続けていきたいと思っております。