コロナの影響が大きかった今年1年、予定していた演奏活動はほとんどできませんでしたが、その代わり、これまで体験しなかった様々な経験、活動をすることができました。
その主なものをこちらにまとめてみました。
◎1月26日 門下生合同コンサート@アスピアホール
まだ、コロナが日本にこんな大きな影響を与えるなどとは考えもしない頃、友人の素晴らしいソプラノ歌手、田村佳子さんの門下生の皆さんと、私のピアノの生徒さん、そして一緒に合唱曲の探求をしている声楽アンサンブルグループミュゲの皆さんで初の試みとなる合同コンサートを開催しました。
◎4月 はなれて奏でよう
出版社を立ち上げた大学の後輩の呼びかけで緊急事態宣言下、外出もままならない音楽家同士で新しいアンサンブルの形を模索する試みに参加しました。
これまでの日常では距離的、時間的問題に阻まれて一緒に演奏することが難しかった人たちと時間差。。(当時流行った!?テレワーク演奏)ではありますがアンサンブルを果たすことができました。
また、同じ時期に一人連弾にも挑戦し、動画の撮影や編集についていろいろ試行錯誤しました。
◎6月 アートにエールを! 東京都が芸術活動を制限されてしまっているアーティストに向けて呼びかけた動画による表現活動企画に応募し、選ばれた私の企画がYouTubeにて世界に向けて公開されました。
また、この催しをより多くの方に知って頂くために年末年始に東京MXテレビにて放映される「アートにエールを!」宣伝動画に私の企画が選ばれ、テレビで放映されることになりました!!
こちらは、動画のコンセプト、撮影、編集をすべて一人で行い、慣れない作業に四苦八苦しながらも、これまで知らなかった動画の世界を少し知ることができました。
◎8月11日 全児童音楽協会「新しい子供の歌コンサート」出演
コロナの感染拡大状況を鑑み、お客様をお迎えせず、収録という形で行われたコンサートではありましたが、久しぶりのホール、久しぶりのステージ、久しぶりのアンサンブルは本当に楽しく、新鮮な気持ちで取り組み演奏しました。
今まで当たり前と思っていたことが当たり前でなくなってしまった今年、音楽が帰ってきた!!!と身体中が喜びでいっぱいになりました。
◎12月6日 全児童音楽協会 60周年記念収録コンサート@神奈川
神奈川県の文化芸術活動再開加速化事業公演として、再度全児童音楽協会主催の収録コンサートにお呼び頂きました。
こちらは歴代の会長が作詞、作曲された作品や神奈川県にゆかりのある会員の皆さんの作品を演奏収録するというコンサートでしたが、通常のコンサートとは全く違った緊張感の中、全員のすさまじい集中力により、ほぼ全てのテイクを一発撮りで仕上げることができました。収録の中では何と、会員や声楽家の皆さん、児童合唱の皆さんに交じって歌も歌いました。。。出来上がってくる映像が楽しみなような怖いような。。。といった心境です。
こうして振り返ってみて思うのは、やはり音楽は生に限る。。。ということに尽きます。できない。。。となればその代替えとして、オンラインレッスンやオンラインでのアンサンブル、収録、動画での発信など様々な方法で音楽に取り組むしかなく、様々なことにチャレンジしましたが、どうしてもやはり生の素晴らしさに敵うことはことはなく、今回のことで改めてライブの素晴らしさ、貴重さを実感することになりました。また、演奏者として、観客の皆さまにどれだけ助けられているか。。。(聴き手がいることの重要性)も改めて実感しました。
来年は少しでもライブの公演で皆様にお目にかかれますよう願ってやみません。
本年お世話になりました皆様、本当にありがとうございました。
来年もどうぞ、引き続きよろしくお願いいたします。