練馬区演奏家協会

この度、同門の先輩にご推薦いただき、練馬区演奏家協会の会員となりました!

素晴らしい演奏家の皆さんの集まりに加えていただき、本当に光栄です。

練馬に越してきて7年、練馬でも演奏活動をしたり練馬に大勢いる演奏家の皆さんと知り合うことができたら。。。と思い始めたところでしたので、このタイミングで入会することができ、とても嬉しいです。


練馬にはたくさんの思い出があります。

私をピアノの道に導いてくださった神野明先生の下でピアノを勉強できるようになった、小学校6年生の終わり頃から大学卒業以降もずっと、先生のレッスン場がある練馬に柏から通い続けました。

小学生の頃はベートーヴェンやバッハやたくさんの重たい楽譜を必死に運んで、バスに乗り、電車に乗りレッスンに通いましたし、中学生になると部活終わりにレッスンに間に合うように走りに走ってレッスンに行きました。高校生の頃は電車の行き帰りに受験勉強や試験の勉強をしていて集中しすぎて乗り過ごしたり。。。
練馬の駅に降り立った時のこれからのレッスンを思って武者震いするようなドキドキするような今すぐ逃げ出したいような、でも大好きな先生に会いたい。。。という複雑な気持ちは今でもはっきり記憶に残っています。

今はなくなってしまった先生のレッスン場から駅に向かう道を通ると、今でもドキドキします。先生がすぐそばで弾いてくださった音色の凄さに幸福な気分になる反面、自分の出す音の情けなさが悔しくて、、、。もう一回レッスン場に戻って、先生のピアノの音を聴きたいなぁという誘惑を断ち切るのに苦労したり、あるいは、レッスンで思うようにピアノが弾けず、逃げるように帰ったり。


また練馬の文化センターで毎年開かれた門下生のおさらい会では、先輩たちの演奏に息を呑み、いつか自分もあんな曲が弾きたいと憧れました。舞台に出る直前に客席からマイクを使って先生が一人一人紹介してくださる、その声の温かさに誘われるように、その声に背中を押されるように舞台に足を踏み出したことなどを思い出します。


練馬は私にとってずっと、先生が住んでいるところ、特別な街でした。
その同じ街に自分が住んでいることが今でも時々信じられなくなります。。。

そんな自分にとってすごく大切な場所で神野先生が設立された演奏家協会に入れていただき、身の引き締まる思いです。

私に何ができるのかわかりませんが、、、少しずつ前に進んで行けたらと思います。

練馬区演奏家協会